COCOちゃんのドッグトレーニング(外出編/社会化・オスワリ・マテ)

待てのドッグトレーニング

分離不安症からの変化

今回のワンコは、トイプードルのCOCOちゃん。以前の記事はこちらから確認できます。COCOちゃんのドッグトレーニング【脚側歩行】

COCOちゃんのドッグトレーニング

最近、柴犬とトイプーのご依頼が多いですねー^^以前から、先生は柴犬専門ですか?と聞かれることが多かったんですが(笑)、そんなことはありませんよ!(笑)たまたま柴犬のご依頼が多いだけです!また柴犬やトイプー以外にも様々な犬種をトレーニングしていますよ!

さて、そんなことより、COCOちゃんのトレーニングですが、まず始めにCOCOちゃんの変化についてお話します。もともとCOCOちゃんはとても怖がりで、家の中にいても外の音で吠える子です。来客者の場合は、ずっーと吠えるといった感じ。初回の記事を参考にどうぞ。
それが今は、外の物音にほとんど反応しなくなりました。飼い主さんの話でも、吠えることがほとんどないとのことでした。他には、電話の着信音なども全く吠えなくなりました。そして、一番の変化は、以前は飼い主さんがお出かけされると、COCOちゃんは極度のストレスに陥り、家に帰ると2、3箇所で吐いていたことがあったそうですが、今はそんなことはありません。また初めてお伺いした時は。びっくりするほど、舌をペロペロとしていて、過剰なストレスを抱えていることは、一目瞭然でした。ストレスによる吐血、そういったこともあったそうです。もうこれは、分離不安の症状に近い状態で、飼い主さんと離れることは、COCOちゃんにとって大きなストレスになり、大きな負担になっていました。それが今では舌をペロペロする回数がグンと減り、ほんとに変わったのが見て分かります。愛犬を大切に想う気持ちは決して悪いことではありませんが、その行為が時に愛犬に大きなストレスを与えていることを理解してください。COCOちゃんの場合、ペットホテルやペットシッターに預けることは、今の段階ではまだ無理だと思いますが、その原因も全てCOCOちゃんにあるわけではなく、飼い主さんが作り出したということをご理解ください。そんなCOCOちゃんは、変わってきています。

さて、ここで気になるのが、何をしてそんなに変わったのかです。

  • 外からの音に慣らすため、フードやおやつを使い慣らした

と考えてしまいますが、そのようなことは一切していません。正直、外の音に反応しなくするトレーニングは何にも行っていません。COCOちゃんが行っていたトレーニングは以前の記事に書いてある通り、オスワリや待てなどの基本訓練、また主従関係の構築です。これだけです。例えば、誰もが知っている「オスワリ」。オスワリと言えば、その場でオスワリしますか?本当に出来ている子はきっととても賢いワンコかトレーニングを行ったワンコだと思います。例えば、信号待ちでオスワリしますか?前から大好きな人や犬が来てもオスワリと言えばオスワリしますか?散歩の出発前にオスワリ出来ますか?食事やおやつの時だけしかしませんか?「待て」の場合も同じです。食事の時には待てるけど、それ以外でちゃんと待てが出来ますか?

 

オスワリやマテは芸ではない

オスワリやマテ、フセやツケなどは芸ではありません。これらを基本訓練や服従訓練とも言い、主従関係を作る上でとても大事な訓練になります。したがって、オスワリやマテを教えることは、飼い主さんとCOCOちゃんの間に主従関係を築くと同時に、強い信頼関係も築くことができます。たかがオスワリ、たかがマテではありません。意味のある指示を教えてください。

 

信頼関係を築くとこんな変化が

もともと「お散歩=嫌、怖い」と言った感じのCOCOちゃん。ハーネスをつけようとすると逃げて嫌がりリードも逃げて嫌がりって状況。なのでハーネスから首輪に変更。簡単に装着できます。次に外の散歩の様子を見てみることにします。

飼い主さんの後ろを歩いていますが、15分程歩いたところで休憩。飼い主さんのお話だと、散歩スタート数分で震えだすことが多いそうですが、震えることはなく、しっぽもしっかり立って自信ありげに歩いています。ここで、嫌なイメージのあるハーネスに変更してみることに。

何も問題ありませんね。着ける際に嫌がらず、ちゃんとオスワリまでしています。

ちなみに、飼い主さんの話によると、外に出たらオスワリはしないと言っていました。何度やってもしないとのことです。そこで少しアドバイスを加えると、何度オスワリを言っても全て座るように。おやつじゃないですよ。しかもここまで、人に沢山すれ違いました。すれ違うたびにオスワリを言いましたが、全てちゃんと座ります。人にとても警戒を持っている怖がりのCOCOちゃんが別の犬のようになっています。
それからハーネスで歩くこと15分程、慣れましたね。

次にCOCOちゃんには難問の「待て」です。家の中では素晴しいくらいに待ては出来るのですが、問題は外。そもそもCOCOちゃんは飼い主さんにくっいていないとダメなんです。ぴたっと寄り添っていないことがストレスなんじゃないかと思うほど、家の中ではくっついています。そんなCOCOちゃんが、外で動かずに、飼い主さんの側から離れられるのかです。

では早速やってみましょう。信頼関係を築くとこんな変化が生まれます。

脚側歩行で、止まって、オスワリ。ここまでは、もう簡単。外でオスワリが出来なかったことは忘れています。次に自信を持って待てをしっかりと伝えます。

さてどうでしょうか?見えずらい場合は、写真をクリックして拡大して見てくださいね。飼い主さんを目で追っていますね。しかし、体は動いていません。多くの犬は待てても、体の向きを飼い主さんのいる方に向けてしまうケースが多いですが、そんなことはありませんね。簡単に思うかもしれませんが、簡単ではなく、ましてや怖がりで飼い主さんから離れることがダメなCOCOちゃんにとって、この結果は凄い進歩です。信頼関係によるものです。数回行いましたが動きませんでした。その後は集中力が切れてしまい、今回のトレーニングは終了となりました。

さて、90分のトレーニングでしたが、どんどんCOCOちゃんに変化が出てきています。当然ですが、飼い主さんの努力や頑張りがあっての結果になります。COCOちゃん一人では何も出来ませんからね。外の音に怖がったり、リードを嫌がったり、散歩で震える、外ではオスワリしない。全てクリアです。しかし、ここで終わりではなく、これまでのことは継続し、そこからさらに信頼関係を築くことで、本当の愛情を与えることが出来ると思います。過保護は時に、分離不安症という精神的な病気にさせてしまい、犬に過大なストレスを与えるだけになります。そうではなく、飼い主とは親、愛犬は子、という関係をしっかり作り、その中でその犬に合った向き合い方や環境作りをしていくことが、飼い主さんも愛犬も幸せになれることなんです。

今回もお疲れ様でした^^COCO!

COCOちゃんのドッグトレーニング

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